【2005年度・第48回 日経・経済図書文化賞を受賞しました】(2005年11月3日)
慶應義塾大学産業研究所叢書として2004年に出版しました 『資本の測定−日本経済の資本深化と生産性−』
(慶應義塾大学出版会、判型:A5判、ページ数:633、ISBN:4-7664-1007-6
C3333、発行年:2004年11月10日)についての概要の紹介と解説などをおこないます。
本書では、日本の資本形成から、資本ストックの蓄積、資本サービス価格(資本の使用者価格)、資本サービス投入への変換、そして資本サービス投入による経済成長への寄与と、生産と資本、資本と生産を結ぶ整合ある測定をおこなうことを意図しています。測定の対象期間は1960年(ストックマトリックスは1955年)から2000年です。日本では土地資産は大きなシェアを持っていますが、それを非生産資産として扱うことによる測定上の影響もまた大きなものになります。本書では一貫して、土地を除いた固定資産ベースと、それを含めた全資産ベースの両方をおこなっています。また資本の測定はもう10年以上継続的におこなっていることですが、本書を脱稿したときは米国(Jorgenson研究室)に滞在中だったこともあり、多くの米国との構造的比較、また相対比価の測定を受けた日米産業別全要素生産性や資本深化の絶対レベルの比較をおこなっています。
♠少しずつですが、更新します ♠
慶應義塾大学産業研究所
野村浩二